皆さん こんにちは!
無料で利用できるOffice互換ソフトのLibreOfficeにはCalcというソフトも含まれていますが、正規のOfficeであるExcelとの互換性があります。
ExcelファイルをLibreOffice Calcで開いて編集する事が出来るため、2台目のPCを購入した場合にインストールを検討しても良さそうに感じます。
今回の記事は、「LibreOffice Calc と MicroSoft Excelの違い」についての紹介になります。
参考になるか?分かりませんが最後まで読んで頂けると幸いです。
LibreOfficeについて
無料で全ての機能が利用できるLibreOfficeはMicroSoft Office互換ソフトでもあります。このLibreOfficeにちぃての紹介になります。
Office互換ソフト
MicroSoft Office シリーズとの互換性が有るのは、LibreOffice 7.0 以降のバージョンになります。これ以前のバージョンは互換性がないので注意が必要になります。
MicroSoft Officeシリーズとの互換性がないと、仕事や学習といった用途では不便な部分も出て来るのが実情のため、互換性は重要な要素です。
無料で使えるオフィスソフトだったとしても、互換性は重視した方が良いです。
無料で全ての機能が利用できる
LibreOffice に同梱されているソフトは全部で6種類(Writer、Calc、Impress、Draw、Math、Base)あり、PCにインストールすると利用できるようになります。
無料で、ほぼ全部入りと言っても過言ではないぐらいのオフィスソフトを利用できるので、価格の高いOffice Soft を購入しなくても、使いこなせるようになれば色々と活用できると思います。
MicroSoft Office シリーズとの互換性は有るのか?気になるところですが、バージョンによっても異なります。
アイコン(ショートカット)
デスクトップ上でCalcなどのLibreOfficeを新規作成した場合では、アイコン表示が真っ白なタイプになるため、パット見で判断しづらいです。
そのため、この方法で新規作成するのは賢明の選択ではないため、LibreOffice 又は Calcのアイコンから開くようにしています。
デスクトップ上で右クリックすると、アイコン表示はちゃんと色分けされているのですが、実際にファイルを作成すると真っ白のアイコン表示になります。
LibreOffice CalcとExcelの違い(操作方法)
正規のOfficeであるExcelを利用した場合では普通にアレコレできますが、LibreOffice CalcをExcel同様に利用しようとすると、いくつかの違いが見えてきます。
操作方法が異なる
Excelと比較して操作方法が異なります。特にセルを選択した状態でマウスの右クリックで書式設定を開いて罫線を引く場合にその違いを実感します。
Excelでは普通に色々な種類の罫線を引く事が出来ましたが、LibreOffice Calcで同様の操作を行うと、線種が全て同じになってしまうといった感じで困惑する事になります。
見た目ではExcelと同じような感じなので使えるかも?と思ってしまいますが、実際に使ってみると、アレコレ違う部分が出てきます。
操作方法を理解した上で利用するのが最適です。
ショートカットキーのカスタマイズが必要
LibreOfficeをインストールして最初にCalcを起動して、セル入力を行い、BackSpaceキーを押すと、「内容の削除」というポップアップが表示されます。
BackSpaceキーを押す度にこの表示が出て来るため、使い勝手が悪いと感じます。これをどうにかしないと鬱陶しく感じるため、ショートカットキーのカスタマイズが必要になります。
何故か?と言うと、LibreOfficeではBackSpaceキーとDelキーの機能が逆になっているため、そっくり逆になるように設定する必要があります。
この設定変更を行わないと利便性に影響を及ぼします。

名前の定義が分かりづらい
セルを範囲指定してセルに名前を付ける場合では、名前の定義が必要になりますが、この場合にどうやってセルに名前を付ければ良いのか?困惑します。
灯台もと暗し的な場所(名前ボックス)に有るので、VLOOKUP関数などで名前の定義を行う場合は注意が必要です。

LibreOffice CalcとExcelの違い(マクロ)
Excelでは普通にマクロを利用する事が出来ますが、LibreOffice Calcでは設定変更を行わないと利用する事が出来ません。
マクロを利用する場合
ExcelファイルをLibreOffice Calcに読み込んでマクロを実行しようとすると、Java実行環境(JRE)をインストールする旨の表示が出ます。
何じゃこりゃ?と思ってしまいます。このJava実行環境が無いとマクロが利用できないのかな?と勘違いする事になります。
インストール時の設定ではJava実行環境を利用する設定になっているため、この機能を利用しないでマクロを利用できるように変更する必要があります。
これだと何やら難しそうに感じますが、チェックを外すだけなので誰でも簡単に行えます。

マクロの記録を利用する場合
Excelではマクロの記録も普通に行う事が出来ますが、LibreOffice Calcでは、ツールのマクロを表示しても「マクロの記録」が表示されていないのである。
これでは、もしかしてマクロの記録は使えないのかな?と思ってしまいます。実際にはこの機能を利用する事が出来るのですが、設定変更が必要です。
ツールのオプション(詳細)を開くと、Java実行環境のチェックを外す箇所と、マクロの記録を有効にするオプションが表示されているので、チェックを入れて適用&OKをクリックする事になります。

LibreOffice CalcとExcelの違い「まとめ」
無料で利用できるOffice互換ソフトのLibreOffice Calcと正規のOfficeであるExcelの違いについての「まとめ」になります。
LibreOfficeは無料で利用できる
LibreOffice Calcに限らず、LibreOfficeを構成する6つのソフトウェアをPCにインストールすれば無料で利用できます。
但し、必ずしも自分にとって最適に感じるソフトウェアではないです。インストールしても何の用途に使うのか?全くもってサッパリ分からないMathというソフトも含まれています。
このようなデメリットも有るため、一概には何とも言えません。
Excelファイルの動作
LibreOffice Calcに読み込んだとしても、全てにおいて完璧に動作するという訳ではありません。あくまでもExcelファイルを開いて編集できる程度です。
どういう事なのか?と言うと、そもそもOffice互換ソフトは完全に正規のOfficeファイルを扱えるという訳ではないです。
この辺の事情も考慮した上で利用するのが最適です。
Excelファイルを読み込む場合
Excel互換の場合だと、Excelファイルを読み込んで編集も行えますが、印刷設定等はチェックした方が良いです。
Excelで完璧に印刷設定を済ませておいた場合でも、LibreOffice Calcに読み込むと、印刷設定も変わっている場合があります。
何も確認しないで印刷すると用紙の無駄遣いのなるかも知れません。
